売れる商品の作り方<VMD>
今日のポイント「セルフか対面かで求められるVMDは変わる!」
はい、VMD、聞きなれない言葉ですね。以前もお話しましたが、再度言葉の説明をしましょう。VMDはもともとVisual Merchandisingの略ですが、日本の流通では狭義のVMD、広義のVMDと2種類の意味があります。
狭義のVMD・・店頭のディスプレイやショーウィンドーディスプレイなど、店舗関係のディスプレイ。もともとVMDとはこちらを指します。
広義のVMD・・パッケージデザイン、POP、店頭販促物、パネル、カタログやリーフ印刷物など、商品に関するすべてのデザイン・ビジュアル的要素。
以前からこのブログでVMDという言葉は出していますので、お分かりかと思いますが、このブログで意味するVMDは広義のVMDのほうです。覚えてて下さいね。
はい、では売れる商品のVMDとは、どうやって作ればいいのでしょうか。大切なポイントは2つあります。
①VMDは、訴求ポイントを視覚化したものであること。
これは以前も当ブログで鼻セレブなどを例にとってお話しましたね。訴求ポイントと整合性のとれたものでなくては、VMDは意味がありません。今日はこの部分は割愛します。
②VMDは販売チャネルによって変えること(対面販売orセルフ)
チャネルによってVMDを変える事。これ、すっごく大切なことですが、あまり皆さん意識してません。今後、物を作るときには、この商品は対面で売るのか、セルフで売るのかきっちり意識してからパッケージその他のVMDのデザインを決めてくださいね。忘れないで。
以前に対面とセルフのチャネルの違いはお話しましたが、ココで再度おさらい。
<対面>商品があって、隣に販売員の方がいて、1対1できちんと商品の説明をしてくれるチャネル。対面販売の例でいうとデパート、車、宝石、保険、薬(一部)etc。
<セルフ>商品説明をしてくれる人が商品の近くに居ないチャネルです。ドラッグストア、スーパー、コンビニ、その他多くのお店などがセルフです。全体的に、お店の業態は対面からセルフへ移行しつつあります。
2つのチャネルの違いは分かりましたね。では、なぜVMDとチャネルが関係あるのでしょうか?それは、VMDは、商品を「しゃべらせる」働きをするからです。商品は自分自身で「自分はこんな訴求ポイントを持った商品です」ってしゃべれませんよね。でも、対面販売だったら、販売員の人がしっかり商品の説明をしてくれますから、商品はしゃべれなくてもOKなんです。つまり、パッケージや販促品その他の出来で売上げが左右されないんですね。
問題はセルフ。お店の人は基本的に商品説明しませんので、商品がしゃべれなかったらいつまでも客に商品が伝わりません。だから、パッケージやPOP、その他販促品などのVMDできっちり商品にしゃべらせることが大事なんです。いまどき、商品の中身が良いのは当然です。商品力=商品が自分でしゃべれるかどうか、だと言っても過言ではありません。
「VMDで商品にしゃべらせる。」意味わかりますか?ちょっと難しいかな?例をあげますね。たとえば化粧品。対面販売のデパートだと、美容部員さんがいろいろ商品の説明したり、お試しで化粧品を顔に塗ってくれたりしますので、パッケージや販促品、店頭POPなんかはそこまで重要ではないんです(まあ、実際にはデパートでの化粧品VMDは重要ですが、例として・・)。
この点、ドラッグストアやスーパー、東急ハンズなどのセルフだと、店員さんが横で商品説明してくれるわけじゃない。ヘタすると、一番下の目立たない棚にならべられて終わり、というパターンに陥ります。こうなると、もう商品は売れません。でも、商品のパッケージはもちろん、パネルやPOPでその化粧品の訴求ポイントを「しゃべらせる」と、お店のほうも比較的良い位置に商品を並べてくれるようになりますし、そうするとお客さんは立ち止まって商品をチェックしやすくなります。
セルフの店頭にこそVMDが必要なこと、わかってもらえました?セルフにおけるVMDの充実は、顧客へのアピールであるのは当然ですが、バイヤー対策でもあるんです。お店は不動産業と同じですので、置いてるだけで客がバンバン買ってくれる商品を置きたがります。セルフの場合、それを実現するためには、パネルやPOP・テイクアウト型リーフレット、最近ではDVDでのプロモーションなど充実させるしかないんですね。だから、店頭で好位置をキープするためには、是非VMDを充実させてください。これ、忘れないで!
今日のまとめ。VMD決める前に、販売チャネルをある程度確定しましょう。確定できない場合は、とりあえずセルフ売り用にパッケージや販促品VMDを作っておくと、セルフ販売チャネルにも対面販売チャネルにも応用可能となります。
---追記---
上記の対面/セルフに加え、最近はその中間とも言えるチャネルがあります。
<中間的チャネル>テレビや雑誌、ネットなどの通信販売の場合、私は対面とセルフの中間だと考えています。業態的にはセルフ売りなのですが、通販は商品の近くで説明が行われているので、対面と同じように、ある程度の商品情報を商品のトナリで語ることができるからです。あ、テレビショッピングなんかも中間的に入りますね。トナリで高田社長やナビゲーターさんが30分間しっかり商品説明をしてくれますので。こういうチャネルの場合、商品パッケージ自体はさほど重要ではありませんが、通販誌面や、テレビでの視覚効果的なVMDは非常に重要です
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